北海道は豊かな食の宝庫であり、その加工食品は「安全・安心・おいしい」北海道ブランドとして国内外から認知されています。そこに「健康」をプラスし、北海道ブランドの更なる向上を目指して、機能性に関する情報を発信する北海道独自の制度「北海道食品機能性表示制度(愛称:ヘルシーDo)」が2013年(平成25年)4月に誕生しました。
希望に応じた健康食品などを適切に選択したい消費者の皆様に向け、新たな価値の創造に取り組む企業が製造した「健康でいられる体づくりの食品」を北海道が認定します。認定される商品は道産の機能性素材を含んだ道内で生産・製造された食品であり、機能性素材について健康機能の確認試験(ヒト介入試験)が行われ、その成果が査読付き論文として公開されているものです。(ヒト介入試験が実施される際は、それに先立って倫理審査が行われ、被験者が摂取するために必要な食品としての安全性が確認されます。そして、複数の専門家による論文の査読により試験の意義や科学的な確かさが評価されます。)
北海道は自然環境が豊かであり、その中には貴重な生物資源が多数存在します。このことが、バイオテクノロジーを活用した産業の展開において、北海道が有利な環境であるとされています。また、国内外のバイオ産業においても、北海道が注目を集めつつあります。
北海道のバイオ業界において、グローバル展開の可能性は非常に高いと言えます。北海道のバイオ企業は、国内外の市場での競争力を高めるために、積極的に国際展示会や見本市への参加、海外進出、外国人研究者の採用など、グローバル展開に向けた取り組みを進めています。
また、北海道には世界的に有名な食品メーカーや化学メーカーが進出しており、それらの企業との連携によって、新たなバイオテクノロジーの開発や市場への投入が期待されます。
さらに、北海道は観光資源も豊富であり、観光産業との連携も進められることで、観光客に向けた健康食品や化粧品など、新しいビジネスの創造が期待されます。
北海道のバイオ産業は、急速に発展しており、多様な分野において多数の企業が存在しています。そのため、バイオ分野に興味を持つ方にとって、多彩なキャリアパスがあることが魅力の一つです。
北海道には、大学や研究機関など、高いレベルの教育環境が整っています。また、多くのバイオ企業が立地しており、研究開発や生産に従事することができます。さらに、国内外においても高い評価を受けている北海道の食品産業との連携も期待されており、食品バイオの分野でも活躍することができます。