北海道バイオ工業会は、去る5月19日(金)〜21日(日)、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターにて開催された第71回日本栄養・食糧学会大会に酸化して参りました。北海道バイオ工業会として企業展示し、ヘルシーDoの制度や製品と、北海道の機能性食品・医薬品開発支援プラットフォームなどの機能性食品開発に関わるトピックを紹介してきました。学会第2日目の20日(土) 15:30~17:30にはシンポジウム「 機能性食品研究開発に関わる産学官連携(座長:矢澤一良先生(早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構) 」が開催され、当会からも「ALL北海道体制でつくりあげた北海道独自の機能性表示制度『ヘルシーDo』について」と題して事業企画・運営委員 主幹事の三浦健人が講演しました。他に、受田浩之先生(高知大学 地域連携推進センター)から「二段階発酵茶『碁石茶』の機能性評価を中心とした高知県産学官連携」、株式会社 沖縄TLO照屋潤二郎先生から「沖縄の産学官連携のご紹介『沖縄の機能性を有する地域資源活用に向けた取り組み』」、ポッカサッポロ フード&ビバレッジ 株式会社の吉川和彦先生から「広島県戦略作物『レモン』を活用した飲料の継続摂取による、骨密度などへの影響に関する、産官学協同研究報告」として、それぞれの地域、立場からの産学官連携の取り組みが紹介され、聴講者の関心を惹いていました。シンポジウムでも展示ブースでもヘルシーDoやヒト介入試験の「江別モデル」などを始めとする北海道の機能性食品開発に関する取り組みは先進的と評価される一方、国の機能性表示食品制度との違いや、併存する意義などについて質問もありました。具体的な効能効果を表示できるとできないとに関わらず、健康を志向する製品に科学的根拠は重要であり、何らかの形で製品にそれを表現することが、消費者のインフォームドチョイスに資すること、その手段の一つとして、国の制度よりも導入しやすいヘルシーDoのような制度が、特に地域の産業振興においては重要な役割を果たし得るものとしてご紹介しました。