去る9月6日(木)にACU大研修室1606において、「研究・技術シーズ公開会~”食と体”のサイエンス~」を開催しました。
第1部では、天使大学 看護栄養学部 栄養学科 教授 荒川義人氏より食品中の機能性成分の探索とその活用について、北海道の特産物であるダッタンソバ・小豆・ゆり根などに焦点を当てて期待される機能性が紹介されました。 また、北海道大学大学院薬学研究科 生体情報科学 特任講師 山根拓也氏より生体内の酸化抑制について、パーキンソン病の治療薬や様々な酸化ストレスの防御因子として期待されているDJ-1タンパク質の参加を抑制する化合物や新しくわかってきた機能が紹介されました。
第2部では、北海道大学大学院 農学研究院 食品栄養学研究室 准教授 石塚敏氏より胆汁酸の消化吸収での役割、胆汁酸の腸内細菌や宿主組織への作用などについて紹介されました。 続いて、北海道大学大学院 先端生命科学研究院 細胞生物科学分野 教授 綾部時芳氏からαディフェンシン(自然免疫)・食品・腸内細菌の3因子から腸内環境をとらえて、健康維持や様々な疾患との関連が紹介されました。 その後、北海道システム・サイエンス株式会社 ライフサイエンス本部解析部 次長 杉村逸郎氏より次世代シークエンサーを利用した腸内細菌叢の高度解析技術について紹介がありました。
80名超のご参加をいただきました。ご多用中にもかかわらず多数ご参加くださりありがとうございました。