地域バイオ育成講座 in 美幌は「ヘルシーDoと発酵技術を活用した差別化商品開発」をテーマに11月25日(金)15:00から美幌グランドホテルを会場に開催された。
地元からは(公財)オホーツク地域振興機構、美幌商工会議所などが主催に加わって開催され、当会事業企画・運営委員の三浦主幹事から「ヘルシーDoの説明と活用方法」が、その後、美幌商工会議所の横山清美専務理事から「豚を使った調味料『美幌豚醤』の市場化戦略」、合同会社びほろ笑顔プロジェクトの大友真佐美氏より「『オホーツク美味いもん』の開発」、オホーツク圏地域食品加工技術センターの武内純子氏より「オホーツク地域からの酵母分離と地域産業への利用」、HOBIAの浅野行蔵副理事長より「酵母という不思議の微生物の基礎と応用」とそれぞれ講演があり、「美幌豚醤」の開発とマーケティング戦略、ブランド化に関連して、当地域における酵母の分離、醸造製品の開発、発酵食品開発に話題が及んだ。
ヘルシーDoや国の機能性表示食品となるためのヒト介入試験などにかかる開発費用は高額になるとされるが、既存の機能性素材をうまく活用することでヒト介入試験の負担なく機能性表示した商品の開発が可能になる。地域独自の素材、食品を生かした商品開発をして、いかに地域独自のブランドイメージ、付加価値を付与していくか。かつ、併せて北海道の機能性素材を配合してヘルシーDoの認定を受けることで、「北海道ブランド」も付与され、ヘルシーDo認定企業が連携して取り組むALL北海道でのブランド構築、PRに参画できるようになることが、地域の製品開発の後押しとなることが期待された。?