機能性素材名 | ライチ果実由来低分子化ポリフェノール | a standardized oligomerized-polyphenol from Litchi chinensis fruit extract | ||
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素材商品名 | Oligonol | |||
機能性分野 | 免疫調節,抗メタボ,抗疲労,血流改善 | |||
機能性素材の由来と概要 | ライチ果実に含まれるポリフェノールで、腸管から吸収されやすい低分子のオリゴマーを多く含む素材。機能性表示食品としての届出公表実績もあります。(商品名:オリゴノール®) |
実施試験 | 遺伝毒性試験:復帰突然変異試験(Ames試験),遺伝毒性試験:小核試験,単回投与毒性試験,反復摂取毒性試験,3ヶ月探索的臨床試験,ヒト健常人に対する安全性試験(Phase I) |
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論文1 | |||||
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著者 | Fujii H, Sun B, Nishioka H, Hirose A, Aruoma OI | ||||
論文タイトル | Evaluation of the safety and toxicity of the oligomerized polyphenol Oligonol | ||||
雑誌名 | Food and Chemical Toxicology, | ||||
巻号 | 45(3) | ページ | 378-387 | 発行年 | 2007 |
要約(和文) | Evaluation of the safety and toxicity of the oligomerized polyphenol Oligonol |
論文1 | 論文種別 | ヒト介入試験 | 機能性分野 | ||
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著者 | Mikio Nishizawa, Takehito Miura et al. | ||||
論文タイトル | Supplementation with a Flavanol-rich Lychee Fruit Extract Influences the Inflammatory Status of Young Athletes | ||||
雑誌名 | Phytotherapy Research | ||||
巻号 | 25(10) | ページ | 1486-1493 | 発行年 | 2011 |
要約(和文) | Supplementation with a Flavanol-rich Lychee Fruit Extract Influences the Inflammatory Status of Young Athletes 「フラバノール高含有ライチ果実抽出物の摂取は若年アスリートの炎症状態に影響を与える」 概要 フラバノールを高含有するライチ果実抽出物(FRLFE)は、ライチ抽出物を加工し、未加工のものに比べてフラバノール(単量体、二量体、三量体)の割合をより高くしたものである。FRLFEはin vitroにおいて抗酸化作用を示し、炎症や組織ダメージに対する防御効果が期待されている。一方、in vivoでのFRLFE摂取による生理学的効果についてはこれまで研究されていない。本試験の目的は、強度なトレーニング中の若年アスリートにおけるFRLFE摂取の炎症、組織ダメージへの効果を評価することである。 20名の健常男性(大学生、長距離走者)が二重盲検でFRLFEもしくはプラセボ摂取群にランダムに割り振られた。2ヶ月間のトレーニングの初期、中期、後期において炎症、組織ダメージ、酸化ストレスに関わる血液・血清パラメータを評価した。 白血球数を含むいくつかのパラメータはFRLFEの摂取で有意に変化した。トレーニング初期および中期におけるFRLFE群の血清中IL-6がプラセボ群に比べ有意に低くなり、一方で初期から後期にかけてのFRLFE群のTGF-βレベルは有意に増加した。 これらの結果から、非常に激しい運動によって引き起こされる炎症または組織ダメージをFRLFEが抑制する可能性が示唆された。 | ||||
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論文2 | 論文種別 | ヒト介入試験 | 機能性分野 | ||
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著者 | Jeong Beom Lee et al. | ||||
論文タイトル | Oligonol Supplementation Modulates Plasma Volume and Osmolality and Sweating After Heat Load in Humans | ||||
雑誌名 | Journal of Medical Food | ||||
巻号 | 18(5) | ページ | 578-583 | 発行年 | 2015 |
要約(和文) | 「オリゴノール摂取はヒトにおいて熱負荷後の血漿の量、浸透圧および発汗を調節する」 オリゴノールは抗酸化・抗炎症の性質を有する低分子ポリフェノールである。本研究では、ヒトボランティアの熱負荷後の発汗反応、血漿量(PV)およびモル浸透圧濃度(Osm)に対するオリゴノール摂取の効果について調査した。 プラセボ対照クロスオーバー試験を実施した。被験者は1日200 mgのオリゴノールまたはプラセボを1週間摂取した。2週間のウォッシュアウト期間をはさんだ後、摂取するサンプルを入れ替えた。熱負荷として、自動人工気候室での温水半身浴(42℃±0.5℃、30分間)を実施した。鼓膜温度(Tty)と平均身体温度(mTb)、全身発汗損失量(WBSLV)を測定した。PV、Osm、アルドステロンやナトリウムの血清中濃度の変化を分析した。 オリゴノール摂取は、プラセボと比較して熱負荷後のTty、mTb、WBSLVの増加を弱めた(それぞれ P<0 .01、P<0.05、P<0.01)。さらにオリゴノールは、プラセボと比べて血清アルドステロン値を比較的低く維持させ、血清ナトリウム値を比較的高く維持させた(それぞれ P<0.01、P<0.05)。しかしながらオリゴノールはプラセボと比べてPVを有意に減少させ、Osmを有意に増加させた(それぞれP<0.05、P<0.05)。本研究では、健常人がオリゴノールを1週間摂取することによって熱負荷状態における体温上昇や過度の発汗が抑えられることが示されたが、オリゴノールは利尿作用を持つためこの結果の判断には注意が必要である。 | ||||
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論文3 | 論文種別 | ヒト介入試験 | 機能性分野 | 免疫調節 | |
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著者 | Jeong Beom Lee et al. | ||||
論文タイトル | Oligonol Supplementation Affects Leukocyte and Immune Cell Counts after Heat Loading in Humans | ||||
雑誌名 | Nutrients | ||||
巻号 | 6 | ページ | 2466-2477 | 発行年 | 2014 |
要約(和文) | 「Oligonolは熱負荷後のヒトにおいて白血球数、免疫細胞数に影響を与える」 Oligonolは低分子化ポリフェノールであり、抗酸化能や抗炎症活性を有し、免疫を活性化させる可能性も見出されている。本試験では健常人男性ボランティア19名に対して、熱負荷後の白血球数、免疫細胞数に対するOligonolの効果について検討した。 参加者は1日200 mgのOligonolまたはプラセボを1週間摂取した。2週間のウォッシュアウト期間の後、Oligonol、プラセボを入れ替え、さらに1週間摂取を続けた。両摂取期間終了後に、半身を湯浴し血液を採取した。全血算値を測定し、フローサイトメトリーを用いてリンパ球分画の表現型の分類および計測を行った。血液サンプルから血清中インターロイキン(IL)-1β、IL-6濃度を測定した。リンパ球亜集団変数についてはT細胞数、B細胞数、ナチュラルキラー(NK)細胞数計測を含めた。 Oligonol摂取群は、プラセボ摂取群と比較してIL-1β(湯浴直後=11.1倍 vs.13.9倍、湯浴1時間後=12.0倍 vs.12.6倍)、およびIL-6(湯浴直後=8.6倍 vs.9.9倍、湯浴1時間後=9.1倍 vs.10.5倍)の上昇が抑えられていた。Oligonol摂取はプラセボ摂取と比較して白血球数(湯浴直後の上昇率=30.0% vs. 21.5%、湯浴1時間後の上昇率=13.5% vs. 3.5%)、リンパ球数(湯浴直後の上昇率=47.3% vs. 39.3%、湯浴1時間後の上昇率=19.08% vs. 2.1%)ともに上昇させた。 これらの結果はOligonolを1週間摂取すると、熱負荷下での免疫機能が増強されることを示しており、悪性疾患の化学療法の補助に有効であることを示唆している。 | ||||
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論文4 | 論文種別 | ヒト介入試験 | 機能性分野 | 抗メタボ | |
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著者 | Nishihira J, Sato-Ueshima M, Kitadate K, Wakame K, Fujii H | ||||
論文タイトル | Amelioration of abdominal obesity by low-molecular-weight polyphenol (Oligonol) from lychee | ||||
雑誌名 | Journal of Functional Food | ||||
巻号 | 1(4) | ページ | 341-348 | 発行年 | 2009 |
要約(和文) | 「ライチ由来低分子化ポリフェノール(Oligonol)による腹部肥満の改善」 腹部肥満などのメタボリックシンドロームに対して、ライチ抽出低分子化ポリフェノール(オリゴノール)がもたらす効果を検討した。 本研究ではオリゴノールによる無作為二重盲検プラセボ対照試験を行った。腹囲が85 cm以上の成人ボランティア18名(男性14、女性4)をオリゴノールとプラセボの2グループに分け、それぞれオリゴノール(50 mg/カプセル)またはプラセボのカプセルを1日2回2粒ずつ、10週間摂取させた。オリゴノール摂取前(コントロール)と摂取10週間後にそれぞれ身体、血液学的検査および腹部のCTスキャンを行った。 オリゴノール摂取グループは体重、腹囲、内臓脂肪量などの臨床パラメータがコントロールグループに比べて有意に減少した。オリゴノールによって血清アディポネクチンの上昇と同時にインスリン抵抗性の改善が見られた。 これらの結果から、オリゴノールは内臓脂肪による肥満を減少させることによってメタボリックシンドロームを改善させることが示唆された。 | ||||
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論文5 | 論文種別 | ヒト介入試験 | 機能性分野 | 抗メタボ | |
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著者 | 多賀昌樹ら | ||||
論文タイトル | 健常若年女性におけるOligonol摂取による肥満予防効果-ランダム化プラセボ対象二重盲検試験 | ||||
雑誌名 | 薬理と臨床 | ||||
巻号 | 26(3) | ページ | 85-96 | 発行年 | 2016 |
要約(和文) | (査読あり) 肥満は,近年世界的健康問題の1つであり,糖尿病,高血圧など生活習慣病の危険因子となる。一方,若年女性における正常体重肥満(いわゆる「隠れ肥満」)は,体重と体格指数(BMI)は標準であるにも関わらず,体脂肪のみが高い状態である隠れ肥満が注目されている。本研究ではライチ果実から抽出された,吸収性の高い低分子ポリフェノール素材であるOligonol(1日あたり100㎎)摂取による健常若年女性に対する肥満予防効果を検討した。その結果,Oligonol摂取により体重,BMIおよび体脂肪量の季節的な増加を抑制し,血清コレステロール濃度の改善を示した。また,血清レプチン量の分泌が減少したことからOligonolによる脂肪量の減少が示唆された。結果として,Oligonolは肥満予防素材として安全かつ効果的であり,この効果は隠れ肥満に有効であることを示唆した。 | ||||
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論文6 | 論文種別 | ヒト介入試験 | 機能性分野 | 抗疲労 | |
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著者 | 奥山哲矢, 西澤幹雄ら | ||||
論文タイトル | 大学陸上選手を対象とした低分子化ライチポリフェノールの一時的身体的疲労軽減作用 ―体感性評価を主とした第二報― | ||||
雑誌名 | 薬理と治療 | ||||
巻号 | 46(8) | ページ | 1425-1431 | 発行年 | 2018 |
要約(和文) | The Ameliorative Effect of Oligomerized-polyphenol from Litchi chinensis Fruit Extract (OPLFE) on Temporary Physical Fatigue for University Track and Field Athletes ―The Second Report Focused on the Subjective Assessment― 「大学陸上選手を対象とした低分子化ライチポリフェノールの一時的身体的疲労軽減作用 ―体感性評価を主とした第二報―」 目的: 本試験の目的は、健常な陸上選手の一時的身体的疲労に対するライチ由来低分子化ポリフェノール(OPLFE)の軽減効果を調査することである。これまでに臨床試験でその客観的指標から有益性を解明し報告したが、主観的指標についてはまだこの中で議論されていない。そこで我々は主観的指標を解析し、第二報としてまとめた。 方法: 健常な陸上選手20名を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照試験を実施した。被験者はトレーニング中の2ヶ月間にOPLFEを1日100 mg経口摂取した。抗疲労作用については、Profile of Mood States(POMS)および疲労感に関するVisual Analog Scale(VAS)を用いて評価した。 結果: POMSにおいて、OPLFE群はプラセボ群と比較して「緊張-不安」、「抑うつ-落胆」、「疲労」、「混乱」、「総合」の項目に有意な改善が見られた。OPLFEにより疲労感のVASスコアが摂取前と比べて顕著に改善し、一方プラセボによる改善は見られなかった。さらに、試験開始から終了にかけてのVASスコアの変化を見るとOPLFE群はプラセボ群と比べて有意に改善した。 結論: 以上の結果から、OPLFEは健常な被験者における陸上トレーニング後の疲労感を軽減することが示唆された。さらに、慢性的な疲労・抑うつの原因となりうる気分の状態を回復させることにも貢献している。この機能はプロシアニジンA2、パベタンニンA2のようなA型プロシアニジンを含有するOPLFEの抗酸化作用によるものだと考えられる。 | ||||
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論文7 | 論文種別 | ヒト介入試験 | 機能性分野 | 血流改善 | |
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著者 | Kentaro Kitadate, Kazumasa Aoyagi, Kohei Homma | ||||
論文タイトル | Effect of Lychee Fruit Extract (Oligonol) on Peripheral Circulation, a Pilot Study | ||||
雑誌名 | Natural Medicine Journal | ||||
巻号 | 6(7) | ページ | 1-4 | 発行年 | 2014 |
要約(和文) | 「予備試験、末梢循環におけるライチ果実抽出物(Oligonol)の効果」 血行不足は手足の先で小さいが慢性的な温度差となって現れ、皮膚の表面は血流異常やより深刻な血管・循環機能不全の兆候を示す恐れがある。本試験では、高い生体利用性をもつライチ果実由来低分子化ポリフェノール素材Oligonolの末梢血流における効果を皮膚サーモグラフィにより検討した。その結果からOligonolは血管拡張剤としての働き、および冷え症、肩こり、糖尿病関連の循環の問題など様々な血管収縮症状に対する効果を有する可能性が示された。 | ||||
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論文8 | 論文種別 | ヒト介入試験 | 機能性分野 | 抗疲労 | |
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著者 | Ohno H, Sakurai T, Hisajima T, Abe S, Kitadate K, Nishioka H, Fujii H et al. | ||||
論文タイトル | The Supplementation of Oligonol, the New Lychee Fruit-derived Polyphenol Converting into a Low-molecular Form, Has a Positive Effect on Fatigue during Regular Track-and-field Training in Young Athletes | ||||
雑誌名 | Advances in Exercise and Sports Physiology | ||||
巻号 | 13(4) | ページ | 93-99 | 発行年 | 2008 |
要約(和文) | Oligonol(低分子化したライチ抽出ポリフェノール)の投与は、定期的陸上トレーニングを行う若年アスリートの疲労に対して効能を持つ(参考訳)(原文: .).(査読あり) | ||||
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論文9 | 論文種別 | ヒト介入試験 | 機能性分野 | 抗疲労 | |
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著者 | Seung Wan Kang, Sang Chul Lee, et al. | ||||
論文タイトル | Oligomerized lychee fruit extract (OLFE) and a mixture of vitamin C and vitamin E for endurance capacity in a double blind randomized controlled trial | ||||
雑誌名 | Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition | ||||
巻号 | 50(2) | ページ | 106-113 | 発行年 | 2012 |
要約(和文) | 「オリゴマー化されたライチ果実抽出物(OLFE)およびビタミンC・ビタミンE混合物を用いた持久力に関する無作為化二重盲検試験」 抗酸化サプリメントはエビデンスが少ないにもかかわらず、一般的に運動機能強化サプリメントとして使用されている。本試験の目的はポリフェノール素材およびビタミンの摂取による持久性運動への効果を検討することである。 そこで日常的に運動をしている70名の男性を被験者として、OLFE摂取群とビタミンC(800 mg)、E(320 IU)混合物摂取群とプラセボ摂取群に無作為に分け、30日間継続摂取させた。 その結果、OLFE摂取群において最大下運動時のランニングタイムが有意に上昇した(p=0.01)。補正平均変化はOLFE摂取群が3.87分(95% Cl: 1.29, 6.46)、ビタミン摂取群が1.33分(-1.23, 3.89)、プラセボ摂取群が1.60分(-1.36, 4.56)であった(p=0.33群間比較)。また、OLFE摂取群は、無酸素性作業閾値が摂取前と比較し、有意に7.4%(1.8, 13.0)増加した。一方ビタミン摂取群は、有意にVO2 maxが3.11 ml/kg/m(-5.35, -0.87)減少した。しかしながら血漿中フリーラジカル量への効果は同様であった。 これらの結果からポリフェノール含有サプリメントと典型的な抗酸化物質は、異なる作用メカニズムで機能している可能性が示唆された。またさらなる研究が必要であるが、OLFEの持久力促進効果は、単純にフリーラジカルを除去することによって引き起こされるわけではく、抗酸化活性とは異なる性質に起因するのかもしれない。 | ||||
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論文10 | 論文種別 | in vitro/ex vivo | 機能性分野 | 血流改善 | |
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著者 | Hiroki Yokoo, Yuichi Hattori, et al. | ||||
論文タイトル | Beneficial effect of the oligomerized polyphenol oligonol on high glucose-induced changes in eNOS phosphorylation and dephosphorylation in endothelial cells | ||||
雑誌名 | British Journal of Pharmacology | ||||
巻号 | 159 | ページ | 928-938 | 発行年 | 2010 |
要約(和文) | 「内皮細胞において高濃度グルコースによって誘導されるeNOSのリン酸化および脱リン酸化の変化に影響を与えるオリゴマー化ポリフェノールオリゴノールの有効性」 高血糖は内皮の一酸化窒素合成酵素(eNOS)の活性を調節することにより一酸化窒素(NO)の生物学的利用能を減少させることが知られている。オリゴノールがeNOSのリン酸化状態や活性に与える効果を高濃度グルコースで培養したブタ大動脈内皮細胞で検証した。ブラジキニン(BK)刺激 下での高濃度グルコースへの暴露はeNOS のSer-1177残基のリン酸化及びThr-495残基の脱リン酸化を強く抑制し、これらの抑制効果はオリゴノール処理により有意に阻止された。Akt およびp38マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MAPK)はBK刺激細胞で活性化された。高濃度グルコースはAktの活性化を抑制したが、p38 MAPKの活性化を促進し、オリゴノール処理により改善された。高濃度グルコースに暴露されたBK刺激細胞において、ホスファチジルイノシトール3キナーゼ阻害剤ワルトマニンはオリゴノール処理によるSer-1177残基のリン酸化の改善を阻害したが、Thr-495残基の脱リン酸化の改善には影響を与えなかった。高濃度グルコース環境下でのオリゴノールによるBK脱リン酸化の効果はプロテインキナーゼC(PKC)中和ペプチドにより再現された。高濃度グルコースによって誘導されるeNOSのSer-1177残基のリン酸化およびThr-495残基の脱リン酸化の減弱に対するオリゴノールの効果は、それぞれAktの活性化およびPKCの阻害によって調節されていると言える。また高濃度グルコースによって誘導されるBK刺激によるNO産生の減少もオリゴノールは阻害した。 オリゴノールはeNOSリン酸化状態の変化を改善することにより、高濃度グルコースによって誘導されたeNOS活性の機能的障害を阻止した。 | ||||
論文概要 | - | 論文リンク | 論文リンク |
機能性素材名 | ライチ果実由来低分子化ポリフェノール | |||
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形状 | 粉末 | |||
色調 | 濃赤褐色 | |||
風味特性 | 強い苦味と渋み | |||
安全性/加工特性 | お問い合わせください。 | |||
使用例 | 各種サプリメント形態(顆粒、カプセル、ドリンクなど)、清涼飲料水、菓子(アイスクリーム、ソフトクリーム、ドーナツ、キャラメル、など)、惣菜、弁当など | |||
荷姿 | お問い合わせください。(アルミラミジップまたは一斗缶) | |||
賞味期限 | 製造日より2年 | |||
保存方法 | 常温 | |||
使用・保管・廃棄上の注意 | 直射日光、高温多湿を避け保存。水濡れ注意。 | |||
製造工程 | ①原料受入れ | ②混合・反応 | ③メッシュ濾過 | ④カラム処理 |
⑤アルコール溶出 | ⑥濃縮 | ⑦フィルター除菌 | ⑧スプレードライ | |
⑨整粒・充填 | ⑩出荷 | ⑪ | ⑫ | |
⑬ | ⑭ | ⑮ | ⑯ | |
会社名 | 株式会社アミノアップ | |||
電話番号 | ||||
URL | http://www.aminoup.jp/ |