論文1 |
論文種別 |
ヒト介入試験 |
機能性分野 |
抗メタボ,糖代謝(血糖値) |
著者 |
Nana Mikami, Masashi Hosokawa, Kazuo Miyashita, Hitoshi Sohma, Yoichi M. Ito, Yasuo Kosai |
論文タイトル |
Reduction of HbA1c levels by fucoxanthin-enriched akamoku oil ... |
雑誌名 |
Journal of Nutritional Science |
巻号 |
6(5) |
ページ |
1-9 |
発行年 |
2017 |
要約(和文) |
和文タイトル:フコキサンチンを豊富に含むアカモクオイルによるHbA1c値の減少に脱共役タンパク質1(UCP1)の倹約型遺伝子が関与している可能性:正常体重または肥満の日本人成人を対象にした無作為化比較試験 英文タイトル:...possibly involves the thrifty allele of uncoupling protein 1 (UCP1): a randomized controlled trial in normal-weight and obese Japanese adults. 東アジア諸国において、生活習慣に関連する問題が健康への大きな脅威となっている。したがって、東アジア諸国の人々にとって有効な栄養補助食品を見つけることが重要である。、その候補として、食用褐海藻に豊富に含まれるカロテノイド、フコキサンチン(Fx)が挙げられ、数多くの有効な健康促進効果との関連が示されてきた。しかし、残念ながらFxの臨床研究は限られているため、本研究では生活習慣の問題に関連するSNPを有する日本人参加者において、肥満関連パラメータに対するFxの効果を評価した。BMIが22kg/m2以上の正常体重または肥満の日本人成人計60名を、3種類の要領のFx群に単盲で無作為に割り付け、Fx含有アカモクオイルのFx濃度0mg/d, 1mg/d, 2mg/dを8週間にわたり投与した(各群あたり n=20)。肥満や血清中のFx代謝物に関連するパラメータを、投与の前後で測定したが、群間においても群内においても、有意差は認められなかった。内臓脂肪面積や安静時エネルギー消費量は、投与前後で変化はなかったが、HbA1c値はFx2mg/dの投与群においてFx0mg/d群と比較して有意に減少しており(p<0.05)、血清中のフコキサンチノール(Fx代謝物)の増加と相関していた。さらに、UCP1の遺伝型がG/G遺伝型を有する被験者ではAA/AAやA/Gの遺伝型を有するものと比較して、さらに顕著にHbA1c値の有意な減少が見られた(p<0.05)。したがってFxを補充することにより内臓脂肪面積に変化はないが、UCP1-3826A/Gの倹約が帯電型を有するものにおいてHbA1cが減少する可能性があると結論づけた。 |
論文概要 |
- |
論文リンク |
論文リンク |