論文1 |
論文種別 |
ヒト介入試験 |
機能性分野 |
脂質代謝 |
著者 |
MIe Nishimura, Yasunori Kinoshita, Hiroyuki Yoshino, Jun NIshihira et al. |
論文タイトル |
Effects of daily intake of Harudori-kombu... |
雑誌名 |
Foods in Health and Disease |
巻号 |
9(4) |
ページ |
205-223 |
発行年 |
2019 |
要約(和文) |
和文タイトル:春採り昆布摂取の効果:無作為化、二重盲検、プラセボ対照の並行群間比較試験 英文タイトル:Effects of daily intake of Harudori-kombu: A randomized, double-blind, placebo-controlled, parallel-group study. 背景:昆布(コンブ科)は、日本で古くから摂取されている。 「春採り昆布」は、春に採取される昆布の若葉である。春採り昆布にはカロテノイドであるフコキサンチン等、様々な生物学的効果を与えてくれる機能性成分が含まれている。本研究では、乾燥した春採り昆布を6週間連続して摂取(2.0g/日)した場合の効果について調査した。肥満指数が22〜30kg/m2で、低比重リポ蛋白コレステロールが120〜160mg/dLの70名の日本人健常被験者を組み入れた無作為抽出、二重盲検、プラセボ対照の並行群間比較試験を実施した。被験者は、無作為にて春採り昆布とプラセボ群に割付けた。被験者は6週間に渡り、1日9カプセルを採取した。0週(ベースライン)、2周、6週では問診、バイタルサインを観察、採血を実施した。さらに0週と6週で身体組成評価を行った。 結果:春採り昆布の摂取により、脂質プロファイルは改善されなかったが、体脂肪が減少した。加えて、アディポネクチン濃度が有意に改善された。 結論:春採り昆布の摂取により、体脂肪の減少およびアディポネクチン濃度の改善などの有益な健康効果が認められ、本研究の投与量では、安全と見なされた。 |
論文概要 |
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