論文1 |
論文種別 |
ヒト介入試験 |
機能性分野 |
免疫調節 |
著者 |
Aiko Tanaka, Mie Nishimura, Yuji Sato, Hiroki Sato, Jun Nishihira, |
論文タイトル |
Enhancement of the Th1-phenotype immune system by the intake of Tamogitake extract... |
雑誌名 |
Journal of Traditional and Complementary Medicine |
巻号 |
6 |
ページ |
424-430 |
発行年 |
2016 |
要約(和文) |
プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験による、タモギタケエキスのTh-1表現型免疫賦活作用(参考訳) (原文:Enhancement of the Th1-phenotype immune system by the intake of Oyster mushroom (Tamogitake) extract in a double-blind, placebo-controlled study) (査読あり) タモギタケは古くから免疫を賦活する機能性食品として用いられてきたが、そのヒトに対する有効性は明らかにされていない。そこで、二重盲検プラセボ対照試験を実施し、タモギタケの免疫賦活効果について調べた。被験者にはタモギタケ エキスを8週間投与し、血清中の免疫系を制御するサイトカインとしてインターフェロン(IFN)-γ、インターロイキン(IL)-4、-5、-10、-12、-13及び腫瘍壊死因子-α濃度を測定した。タモギタケエキスの摂取はIFN-γ及びIL-12濃度を増加させたが、IL-10、13濃度の変化は小さかった。 ナチュラルキラー(NK)細胞活性も測定したところ増加傾向であったが有意な差ではなかった。タモギタケエキスはマクロファージ-IL-12-IFN-γ経路のTh1型の免疫系を増強することが示唆された。NK細胞の活性化による細胞性免疫の活性化を生じ、タモギタケエキスは免疫系の活性化により感染症やがんなど種々の疾病の予防有用であると思われる。 |
論文概要 |
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